2025/03/07

【東京都】白鳥橋のレールの展示を開始しました

3/2(日)午後、荒川線・三ノ輪橋停留場前。やってきたのは「都電カフェ」。

目的は・・・これ。

先日、読売新聞でもご紹介いただいた、「お茶の水橋都電レール保存会」、通称「おちゃとでん OCHATODEN)」の活動です。

これらのレールは、右下の1本を除いていずれも新小川町の白鳥橋から発掘された、旧東京市電の遺構。当会を含む複数の研究・保存活動を行う団体が都から譲り受けています。

右上の1本は、磨くとロールマーク(レールの側面に表示される文言)がほぼ完全な形で出てきました。

ちょっと写真ではみづらいかもしれませんが・・・
LORAIN STEEL CO. MADE IN U.S.A ??? 31 1934 IIIII O.H.
と読むことができます。詳細は保存会の公式サイトに寄稿しましたが、LORAIN STEEL社は現在は今話題のUSスチールの傘下に入った鉄鋼会社。1934 IIIIIは製造年月です。1934年5月製造、つまり昭和9年から実に90年もの間、白鳥橋のアスファルトに包まれ、都電の車両や自動車たちの重さに耐え続けたレールということになります。

このレールは状態も比較的良いので、今週末、大宮の鉄道博物館に寄贈します。

そしてもう1本、こちらのレールもモルタルや錆を削り落とすと、全文ではないものの同じ内容のロールマークが出てきました。

こちらは都電カフェへ持ち込み、保存会向けに空けていただいたスペースに設置。常設展示を開始しました。

こちらのレールの見どころは、この「タイバー」。


レールとレールの間を繋ぎ、その幅(ゲージ)がずれないように固定するためのものです。
(資料は保存会メンバーの村上さんからご提供いただきました)

下の写真は実際に白鳥橋で発掘された時のものです。
(写真は保存会メンバーの藤村さんにご提供いただきました)

3/13(木)には、岡山から上京・・・いや、帰省した仲間と共に再訪。敷石やタイバー、系統板なども加え、立派な展示に仕上げました。


我々保存会の調査結果をまとめた説明版や、当時の路線図も一緒に掲示しています。


「都電カフェ」は都電荒川線・三ノ輪停留場すぐ。「ジョイフル三の輪」商店街の中にあります。

近くに来られる機会がありましたらぜひお立ち寄りください。
都電カフェ
荒川区南千住1-15-16

3/2の帰りは大黒経由で夜のドライブを楽しみました。

このクルマに乗っていると、とにかくよくいろんな人から声をかけられます。この夜は10代か20代くらいの若い男女3人組が声をかけてくれたので、ついつい話し込んでしまいました。

彼らの愛車はS2000とCR-Xデルソル。デルソルの例の電動ルーフは故障して開かなくなった個体も多いそう(しかもパーツは入手困難)なんですが、彼のはバッチリ開閉可能なんだとか。

若者のクルマ離れが叫ばれるようになって久しいですが、なんのなんの!熱いぜ、大黒!!


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