2023/02/26

【千葉県】九十九里鉄道

2023年2月22日、東金の九十九里鉄道跡を探索しました。

【地図】
 

狭い道が多いので、久しぶりに電動キックボードで廃線跡を巡ります。

九十九里鉄道は1926年11月25日開業。東金と海辺の上総片貝を結んでいましたが、クルマに客を奪われ1961年2月28日に廃止されました。

【年 表】
内  容
1926(大正15)年1125九十九里軌道開業
1932(昭和07)年--九十九里鉄道に改称
1961(昭和36)年228廃止

廃線後に道路やサイクリングロードとなる例はよく見られますが、ここは廃線跡が水路に転用されている、ちょっと珍しい例。

東金駅から2つ目の駅が堀上(ほりあげ)。水路が若干膨らんでいるようにも見えますが、おそらくこの辺りだったと思われます(写真奥が東金方面)。

上総片貝方面へ進むと、まもなく廃線跡の水路は真亀川に突き当たり、その水を放出して終了します。しかし、その先もこんもり盛り上がった草むらが。何かありそうです。

川を渡って近づいてみると、ただの畦道にも見えなくはないですが、ここだけなぜか他の畦道よりも高くなっています。

そう・・・築堤の跡です。

少し進むと築堤の切れている場所がありました。

橋台跡です。九十九里鉄道では一番分かりやすい遺構かもしれません。

田畑を抜けた先は再び「軌道道(きどうみち)」と呼ばれる舗装路となります。

ここは家徳(かとく)駅の跡。手前が東金方面、向こう側が上総片貝方面です。道路右手の水路のカーブに注目。真っ直ぐ進む道路に対し、なぜか平行ではなく少し広がるような水路の形状が、駅の構内を示しているように見えます。

反対側から見たところ。

この先で舗装は途切れていますが、廃線跡はさらに奥の方まで続いているようです。

荒生(あらおい)駅の跡までやってきました。

こんもり茂った林の足元をよく見ると・・・

ホームの遺構ですね。


残念ながらここでタイムアップとなりました。


2 件のコメント:

  1. まさかの九十九里鉄道!毎日通っているところです。ぜひその先も!Gで!

    返信削除
    返信
    1. 返信遅くてスミマセン・・・。
      てか、えぇーっ!?そうだったんですか?満喫させていただきました(笑)

      削除