(2018年09月23日、2020年10月25日往訪)
2020年10月25日、映画「電車を止めるな」上映会でいただいた銚子電鉄の一日乗車券をひっさげ、長男と深夜に出発、銚子への弾丸ツアーを敢行しました。
夜は地学部の長男と天体撮影。
川崎の光害を受ける富津岬に比べると太平洋側の銚子は真っ暗で観測にはもってこい!
・・・のはずでしたが、どっちを撮っても地上に近い部分には光の帯。その犯人は・・・
【地 図】
(1)総武本線貨物支線(新生(あらおい)貨物線) 赤線
総武本線の前身・総武鉄道の佐倉~銚子間が開業したのは1897(明治30)年。この区間に敷く砂利を港から運ぶために敷設された線路から始まったと考えられているのが、この新生貨物線です。正式な開業は1900年(明治33)年。
(2)銚子漁港臨港線 赤線
千葉県所有の側線。開港後、専用線の敷設が計画されるも日中戦争で中止。トラック輸送に頼っていたものの、戦争激化で運転手や燃料が不足。都内への魚介類の供給力確保のため、東京都が大半の資金と資材を提供し、1944(昭和19)年に臨港線が開業しました。
(3)ヤマサ醤油第二工場専用線 赤線
新生駅の手前にはヤマサ醤油の第二工場があります。この敷地内には新生貨物線に並行して引込線がありました。
(4)ヤマサ醤油第一工場専用線 青線
銚子電鉄仲ノ町駅の南側にはヤマサ醤油第一工場があります。ここにも仲ノ町駅の西側から分岐した引込線と、その南側には別途銚子駅から直接分岐していた引込線がありました。
(5)ヒゲタ醤油工場専用線 緑線
銚子駅の南西側には、総武本線と並行してヒゲタ醤油の工場に向かう専用側線がありました。
【年 表】
2018年往訪時はクルマで駆け抜けただけでしたが、今回はじっくり探索。クルマは銚子港に停め、まず港側から臨港線を辿りました。
臨港線はここからスタート。右に見える第一卸売市場の建物は最近建て替えられました。
空き地で野良ネコちゃんがたむろする、のどかな港町でした。
続いて同じくヤマサ醤油の第一工場専用線です。
銚子電鉄から仲ノ町駅の手前で分岐する専用線は1929(昭和4)年の開通。写っているレールは銚子電鉄の本線と仲ノ町の車庫に向かう側線ですが、専用線はその側線からさらに右に分岐、奥に見える3連の庇(写真中央右)の下に伸びていました。
もうひとつの第一工場専用線は銚子駅から直接分岐していました。写真の向こう側が銚子駅、画面左の緑地帯が廃線跡です。(中央の現役レールが銚子電鉄、右へ分岐しているのは新生貨物線跡)
踏切を越えるとそのままヤマサ醤油の敷地内へ入って行きます。
建屋の前には小さな川を渡る複数の橋梁(一番手前は銚子電鉄)。そして・・・
ランチでいただいたマグロユッケ丼に載っていたジェル状の醤油「ひ志お」。お土産に買おうと銚子駅へ向かいました。しかしクルマを停める場所がなく、「銚子セレクト市場」へ移動してお買い物。
と、ここでG仲間のHさんから・・・
残念ながらこの時はお会いできませんでしたが、同じく銚子電鉄目当てで来られていたとのこと。世の中は広いようで狭いもんですね(笑)。
・・・うん?銚子電鉄??
あ!乗るの忘れてた!!
という訳で私だけ1日乗車券が残ってしまいました(笑)。どなたか今度ご一緒しましょう。
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