(2017/5/13、2020/6/27、2020/9/13、2020/9/26往訪)
静岡鉄道駿遠線。いろいろご縁があって既に4回も往訪していますが、まだまだ全線制覇には程遠い。軽便のくせに長いのなんの・・・(笑)。
【往訪日】
明治になり計画された東海道線が、この辺りの地形の関係で、当時最も栄えていた大手ではなく少し離れたところを通ることになったため、藤枝駅とこの大手をつなぐことを目的に敷設されたのが駿遠線の前身、藤相鉄道でした。
【往訪日】
①2017年5月13日
Gクラスのオフ会で浜松に行った際に往訪。大井川から小堤山隧道までをクルマでまったり流しました。
②2020年6月27日
廃線跡探索の師匠・中村さんが講師を務める、藤枝市郷土資料館・文学館主催の駿遠線ウォーキングイベントに参加して、大手・藤枝間を往路は第1・2次線、復路は第3次線を歩いて往復。イベント後には資料館の企画展「日本一の軽便展」でたっぷり情報収集したのち、電動バイクで駿河岡部・大手間を辿りました。
③2020年9月13日
ふたたびGクラスのオフ会で浜松へ。帰りに袋井から新岡崎までをクルマで辿りました。
ふたたびGクラスのオフ会で浜松へ。帰りに袋井から新岡崎までをクルマで辿りました。
④2020年9月26日
駿遠線ウォーキングイベントの第2弾に参加して、藤枝から大井川までを歩いて往復。イベント後には前回見逃したところをクルマで辿りました。
②④の時のパンフレット。最下部にウォーキングイベントの告知があります。7月4日の第2弾は悪天候で9/26に順延となりました。中村さんのウォーキングは、深~い知識からほとばしる熱い解説あり、笑いあり、そして新たな発見あり。おススメです。
駿遠線は、藤枝から伸びる藤相鉄道と袋井から伸びる中遠鉄道が戦時中に静岡鉄道と合併し、戦後に接続された路線で、軽便ながら60kmを越える総延長を誇った路線です。
という訳で、この路線は何回かに分けてご紹介します。
【静岡県】静岡鉄道駿遠線①(駿河岡部~大手)・・・このページ
【静岡県】静岡鉄道駿遠線②(大手~新藤枝)
【静岡県】静岡鉄道駿遠線③(新藤枝~大井川橋梁)
【静岡県】静岡鉄道駿遠線④(大井川橋梁~小堤山隧道)
【静岡県】静岡鉄道駿遠線⑤(小堤山隧道~新岡崎)
【静岡県】静岡鉄道駿遠線⑥(新岡崎~袋井)
【停車場の推移】
駅は神社の森とトイレの建物の向こう側あたりにあったようです。
※開業・改称・廃止の年月日など、記載の内容には一部個人的な推測が含まれる場合があります。
【地図】駿河岡部~大手~新藤枝(藤枝新)
※丸数字は駅の場所を表します。
※駅の場所や配線図には個人的な推測が含まれる場合があります。
①駿河岡部駅は旧東海道・岡部宿に位置するターミナル。現在は藤枝市立岡部公民館となっています。
ここを起点に南下した廃線跡は学校の校庭を越え住宅街へ。この駐車場横の私道?の形で再び姿を現します。
国道1号線のバイパスを渡った先、木々が生い茂るの白髭神社のある横内白髭公園が②横内駅の跡です。
こちらは戦後、1946年3月26日撮影の②横内駅跡と白髭神社の森です。既に廃線となった後ですが、まだくっきりと駅と線路の跡が残っています。
しかしその後の宅地化で、現在はすっかりその痕跡は失われてしまいました。写真の左から下に流れているのは朝比奈川です。
朝比奈川から葉梨川の間にはそれらしき未舗装路がありました。ただし、廃線跡はここではなく、その右側の小高い部分です。
葉梨川を渡った先、広幡小学校の東側あたりから再び廃線跡が生活道として復活。
ここは当時の車窓を想像しながら360度動画でどうぞ。電動バイクの速度は約25~30km/hです。後ろは私のハラが邪魔して見えません(笑)。スマホ・タブレット(Android/iOS)の場合はこちらから。
※途中、一時停止を無視しているようにも見えますが、実際には動画のコマ間で停止しています。
次の③八幡橋駅跡にはコレが立てかけてあります。
次の④水守駅は現在のカーマホームセンターの北側の住宅地にあったと推測されますが、残念ながら全く痕跡はありません。
廃線跡はホームセンターの南にある銘葉さんの前の空き地を通り抜け、県道を突っ切って町の中心部へ。区画整理の進む市街地ですが、たまにこのような形で廃線跡の雰囲気が残っていたりします。激渋なマスタングが睨みを利かせている先が⑤農学校前駅のあったところではないでしょうか。
そして廃線跡は⑥大手駅に到着です。6月27日、初回のウォーキングイベントはここからスタートしました。江戸時代に東海道藤枝宿が置かれ、宿場町として栄えた地域です。
大手を出ると、廃線跡は県道から少し離れるように進んでいきます・・・。(次回へ続く)
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